森は地球にとって「緑の肺」とも呼ばれるほど重要な存在。でも、その大切な森が今、多くの課題を抱えています。
今回は、私の体験をもとに「森林保全って何？」から「実際にどんな活動をするの？」まで、ボランティアのリアルな現場を紹介したいと思います！

森林が抱える問題とは？

森はただの「木がたくさんある場所」ではありません。
私たちの生活に必要な酸素を供給し、生物の多様性を支え、水源を守るなど、さまざまな役割を持っています。しかし、今、森は以下のような問題に直面しています。

放置された人工林

日本の森林の多くは戦後に植えられたスギやヒノキの人工林ですが、管理が不十分なために木々が過密状態に。これにより日光が地面まで届かず、生態系が崩れる原因になっています。

違法伐採・森林破壊

世界的に見ると、農地開発や違法伐採により森が急速に消失しています。これは気候変動の加速や生物多様性の損失につながります。

森林火災・気候変動の影響

地球温暖化による干ばつや気温上昇が森林火災を引き起こし、森林の回復を困難にしています。

実際の活動内容！ボランティア体験レポート

「森林を守る」と聞くと難しそうに思うかもしれません。でも、ボランティアでは誰でもできることがたくさんあります。私が参加した活動の一日を振り返ってみます。

🌲 1. 森の健康診断（調査活動）

最初に、森林組合の方から森の現状について説明を受けました。その後、グループごとに森の状態を調査。例えば、
✅ 過密になっている木がないか
✅ 害虫が発生していないか
✅ 土壌の状態は適切か
などをチェックしました。

🪚 2. 間伐作業（森に光を取り戻す）

次に、木々の間引き（間伐）作業をしました。過密になった森では、木々が十分な養分を得られず成長しにくくなります。適度に木を伐採することで、他の木が健康に育つ環境を整えます。
最初はノコギリを使うのもぎこちなくて苦戦しましたが、作業をしているうちにコツがつかめてきました。

🍃 3. 下草刈り＆遊歩道整備

放置された森では、草が生い茂りすぎたり倒木が増えたりして、人が入れない状態になることも。そこで、森をより開放的な空間にするために下草刈りや倒木の撤去を行いました。
また、森を訪れる人たちが安全に歩けるよう、遊歩道の整備もしました。

🌱 4. 植樹活動（未来の森をつくる）

最後に、地域の生態系に適した樹木を植える活動を行いました。森を守るためには「伐採」と「植樹」のバランスが大切です。今回は、広葉樹の苗木を植え、数年後にどのように成長するかを見守るプロジェクトに参加しました。